特別レポート

IoT時代に重要となるセキュリティの課題

キーワードは「IoT」「5G」「進化した端末」「融合するウェアラブル」「コンテンツの多様化」

IoT時代に重要となるセキュリティの課題

展示会初日、最初のキーノートスピーチは、「Operating on the Edge of Innovation」(端末によって創出される新たな価値の活用と推進)をテーマに行われた。
 
キーノートスピーチは、Telefonica(テレフォニカ)Executive Chairman & CEOであるCesar Alierta氏(写真5)、GSMA Director GeneralであるAnne Bouverot氏(写真6)、GSMAの議長兼Telenor(テレノール) President & CEOであるJon Fredrik Baksaas氏、Deutsche Telekom(ドイツテレコム) CEOであるTimotheus Hottges氏、Vodafone Chief ExecutiveであるVittorio Colao氏が講演を行った。
 
写真5  Cesar Alierta氏(Telefonica Executive Chairman & CEO)
写真6  Anne Bouverot氏(GSMA Director General)
 
Baksaas氏(Telenor President & CEO、写真7)は、2020年までに、100億のあらゆるモバイル端末がネットワークによってつながり、また、38億人モバイル端末を利用するだろうと述べた。
 
写真7 Jon Fredrik Baksaas(Telenor President & CEO)
 
また、Hottges氏(Deutsche Telekom CEO、写真8)は、「innovation」を促進していくために今後重要となるのは、
(1) Softwarization:ソフトェア化
(2) Virtualization:仮想化
(3) Convergence:コンバージェンス(統合化)
(4) Data Analytics:データ解析
の4つであると述べた。
 
写真8  Timotheus Hottges氏(Deutsche Telekom CEO)
 
Colao氏(Vodafone Chief Executive、写真9)は、端末の進化によってあらゆるモノや情報がつながっていくなかで重要となってくるのは、セキュリティの課題だと説明した。特に、個人情報を利用して個々人に合ったさまざまなサービスが提供されていく過程において、その個人情報におけるセキュリティの課題は、同時に実現していくことが重要であると述べた。
 
写真9 Vittorio Colao氏(Vodafone Chief Executive)
 
MWC2015の詳細は、『SmartGridニューズレター 2015年4月号』に掲載予定である。ぜひご覧いただきたい。
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