取引先のCO2削減計画をAIで策定、鳥取銀行

CO2排出量削減計画策定システムで取引先を支援する検証開始

インプレスSmartGridニューズレター編集部

13:20

CO2排出量削減計画を策定するシステムの検証

 株式会社鳥取銀行(以下、鳥取銀行)は、AI技術を搭載したシステムを活用し、取引先の二酸化炭素(CO2)排出量削減計画を策定する検証を開始した(図1)。取引先の支援強化につなげるのが目的。脱炭素計画策定、CO2削減システムを開発・提供するGreen AIが協力する。2025年12月1日に発表した。

図1 鳥取銀行の検証では、AI技術・最適化アルゴリズムを搭載したシステムを活用し、CO2排出量削減計画を策定する

脱炭素施策有効性やエネルギーコスト削減を検証

 鳥取銀行の検証では、約1700の省エネルギー・脱炭素施策のデータを蓄積しているデータベースとAI技術・最適化アルゴリズムを搭載したGreen AIのシステムの脱炭素計画策定システムを活用する。同システムを活用し、対象企業のCO2排出量をもとに、CO2削減効果とコスト削減効果をした上で、その結果と対象企業の削減目標を踏まえて削減計画を策定する。

 同システムを鳥取銀行の取引先である7社に提供し、中小企業における脱炭素施策の有効性やエネルギーコスト削減効果を検証する。その結果をもとに鳥取銀行の支援体制を強化するという。


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