森林由来クレジットで運送CO2を20トン削減へ、キグナス石油が実証販売

ローリー車の軽油燃焼をオフセット

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2026年1月22日 (木曜) 17:11

森林由来クレジットで運送CO2を20トン削減へ

 キグナス石油株式会社(以下、キグナス)は、森林由来のJ-クレジット注1を活用したカーボンオフセット燃料の実証販売を開始した。三愛オブリ株式会社(以下、三愛オブリ)を通じ、同社グループの三愛オブリLPG輸送株式会社(以下、三愛オブリLPG輸送)に供給し、ローリー車の走行に伴うCO2排出量のうち20トンをオフセットする計画だ。2026年1月15日に発表した。

森林経営活動から創出したクレジットを活用

 同実証は、九州地方でLPガスの運送事業を手掛ける三愛オブリLPG輸送が運送に使用するローリー車から発生する軽油の燃焼に伴うCO2排出量のうち、キグナスから供給を受けた軽油の10%をオフセットする。これにより、2025年12月から2026年3月にかけての期間中のCO2排出量を約20t-CO2削減する計画。

 オフセットには、三愛オブリLPG輸送の拠点がある長崎県内の林で、公益社団法人長崎県林業公社が森林経営活動から創出したJ-クレジットを使用する。クレジットによる取引で得た収益は、地域に還元するという。

 キグナスはこれまで、2025年4月から9月にかけて東海地方でJ-クレジット付帯のカーボンオフセット燃料の供給実証を実施してきた。今回はその知見を活かし、森林由来のクレジットに特化した実証を実施する。

 今後、実証の知見をもとに、工場や運送業などの燃料油を大量に使用する需要家を対象に本格的な販売展開を検討する。


注1:J-クレジット:省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用、適切な森林管理などによる温室効果ガスの排出削減量や吸収量を、国が「クレジット」として認証する制度。 

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