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トヨタ自動車が自社工場内で燃料電池フォークリフトの運用を開始、2020年までに170台の導入を目指す

2017/02/01
(水)
SmartGridニューズレター編集部

トヨタ自動車は、同社の元町工場(愛知県豊田市)に燃料電池フォークリフトを2台導入し、運用を始めたと発表した。

トヨタ自動車は2017年1月31日、同社の元町工場(愛知県豊田市)に燃料電池フォークリフトを2台導入し、運用を始めたと発表した。トヨタ自動車が自社の工場に燃料電池フォークリフトを導入するのはこれが初めて。

図 元町工場前に並んだ燃料電池車「MIRAI」と燃料電池フォークリフト

図 元町工場前に並んだ燃料電池車「MIRAI」と燃料電池フォークリフト

出所 トヨタ自動車

導入したフォークリフトは豊田自動織機製で、燃料電池セルにトヨタ自動車の燃料電池車「MIRAI」と同じものを採用している。最大で2.5トンの荷物を運ぶことができ、燃料となる水素の充填は3分程度で完了する。AC100Vコンセントを搭載しており、電動工具用電源や、非常用電源としても利用できる。

燃料となる水素は当面、豊田自動織機の高浜工場(愛知県高浜市)まで運んで充填する。高浜工場は、元町工場からは20kmほど離れた場所に位置している。ただしこれは暫定的な措置であり、トヨタ自動車は元町工場内に水素充填設備を設置することを予定している。設置時期は未定。

トヨタ自動車は今回の導入をきっかけに、自社工場への燃料電池フォークリフト導入を進めていく。まず、2018年には元町工場に20台ほど導入する予定。その後、2020年までに170台~180台の規模で導入を進める計画だ。元町工場に限らず、ほかの工場への導入も推進する。


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トヨタ自動車

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