Uberは2018年10月23日(グリニッジ標準時)、ロンドンで同社のサービスを提供している車両の電気自動車(EV)への転換を進めるために、利用者から追加料金を徴収すると発表した。追加料金は「Clean Air Fee」という名称で、1マイル走行ごとに15ペンス(21.6円:1ポンド=144円で換算)となる。集めた資金をUberの運転手に供給し、EVへの転換を促す。Uberはこの計画を「Uber's Clean Air Plan」と呼んで、アピールしている。
図 「Uber's Clean Air Plan」をアピールするためにUberが用意したEV
出所 Uber
ロンドンでUberのアプリを利用して車両を運行している運転手は、積算の走行距離に応じて補助を受けられる。Uberは、1週間に平均40時間で、2年乗務した運転手はおよそ3000ポンド(43万2000円)、3年乗務した運転手はおよそ4500ポンド(64万8000円)の補助を受けられるとの見通しを明らかにしている。そしてUberは、運転手に支給する補助の原資として、今後数年間で2億ポンド(288億円)を調達できると見込んでいるという。
Uberは2025年までにロンドンを走行するUberの車両をすべてEVに転換する目標を掲げている。そして、2021年末までに2万台をEVに転換できると予想しているという。
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