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三菱電機、単結晶無鉛はんだ太陽電池モジュール「マルチルーフ」245Wシリーズ6機種を発売

2016/02/29
(月)
SmartGridニューズレター編集部

2016年2月29日、三菱電機株式会社(以下:三菱電機、東京都千代田区、執行役社長:柵山 正樹)は、国内住宅用の太陽電池モジュールの新商品として、高出力の新型太陽電池セル(以下:セル)と屋根の形状の組み合わせた設置を可能にし、大容量の発電を実現する単結晶無鉛はんだ太陽電池モジュール「マルチルーフ」245Wシリーズ6機種を2016年6月20日より発売する事を発表した。

国内の住宅用太陽光発電システム市場は、新築住宅のネット・ゼロ・エネルギー・ハウス化(以下:ZEH化)や既築住宅の電力自家消費ニーズの増加などにより、太陽光発電システムの搭載率は、新築・既築住宅ともに今後も長期的に増加すると予測されている。特に、屋根面積が小さい狭小住宅などでは、限られたスペースでのZEH化達成や自家消費のための電力を確保するために、より多くの設置容量を確保したいというニーズも見込まれている。
 写真 製品イメージ

同製品は、長方形モジュールで公称最大出力を従来品比15W※1向上させ高出力を実現するとともに、さまざまな形状の屋根に効率的に設置でき、幅広い設置条件での大容量発電ニーズに対応する。

商品の特長

  1. 新構造の導入と面積を拡大した新型セル採用により、245Wの高出力を実現

    ・セル内で発生する電子の不活性化を抑えるPERC(Passivated Emitter and Rear Cell)構造とセル内の抵抗損失を減らすSE(Selective Emitter)構造を導入。

    ・セルの一辺の長さを0.75mm大きくし、セル1枚あたりの面積を拡大(従来比約2.2%※1)。

    ・長方形モジュールで、公称最大出力245Wの高出力を実現(従来品比15W向上※1)。

     

  2. 多形状モジュールと業界トップクラスのパワーコンディショナで発電容量を拡大

    ・従来から採用している6種類の形状のラインアップにより、さまざまな屋根において無駄なく太陽電池モジュールが設置可能。

    ・業界トップの電力変換効率98%※2の当社パワーコンディショナとの組み合わせにより、電力変換ロスを抑制し、太陽電池モジュールの高出力を最大限に利用。

     

  3. 太陽電池モジュール出力を25年間保証

    ・厳しい品質評価基準による製品設計と、設計仕様を維持する品質管理により、製品の耐久性を担保し、モジュール出力の25年間保証※3(無料)を245Wシリーズにも適用。
     


※1 同社製品:PV-MA2300L(2015年度モデル)との比較

※2 2016年2月29日現在、三菱電機調べ。国内住宅用パワーコンディショナの発売中の製品において、当社「PV-PN44KX2」のJIS C 8961で規定する定格負荷効率(電力変換効率)。

※3 25年保証の適用は同社製品「マルチルーフ」230Wシリーズから開始。

■リンク
三菱電機

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