電力広域的運営推進機関、スイッチング支援システムの利用状況を公表

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2016年5月10日 0:00

2016年5月10日、電力広域的運営推進機関(以下:OCCTO、東京都江東区、理事長:金本 良嗣)は、スイッチング支援システム※1の利用状況について取りまとめを公表した。

取りまとめは、「2016年4月30日時点」が公表され、システム運用開始2016年3月1日13時からの累計値となる。

スイッチング支援システムの利用状況(2016年4/30時点)

<スイッチング支援システムの利用状況(~4月22日24時時点※2)>(単位:千件)
エリア 情報照会※3 スイッチング※4 再点他※5
北海道電力株式会社 88.8 33.8 0.4
東北電力株式会社 36.3 12.3 0.1
東京電力パワーグリッド株式会社 1904.6 518.1 16.0
中部電力株式会社 157.0 43.1 0.5
北陸電力株式会社 3.6 1.7 0.0
関西電力株式会社 608.7 182.7 3.9
中国電力株式会社 26.9 1.9 0.0
四国電力株式会社 6.5 2.9 0.0
九州電力株式会社 76.9 23.0 0.2
沖縄電力株式会社 0.0 0 0

OCCTOが公表する「情報照会」の値を「契約切替への準備件数」として扱われる事例があるが、同機関は「情報照会」と「契約切替」との間の因果関係を把握していない。 一方、「スイッチング」の値は、小売電気事業者が需要者との契約に基づきシステムに入力した件数となる。


※1 スイッチング:需要者に電気を供給する事業者の切替えのことをいう。同機関では、事業者の切替えに伴う託送供給契約の切替え等に係る業務を支援するシステムを開発しており、2016年3月1日に運用開始している。

※2 システム運用開始2016年3月1日13時からの累計値

※3 「情報照会」は、設備情報照会と使用量情報照会の合計値。設備情報とは、現在の契約電力、自動検針の可否、次回の検針日等を指す。使用量情報とは、需要者の過去13か月の電力使用量。

※4 「スイッチング」は、スイッチング開始申請の件数。

※5 「再点他」は、再点(内線設備工事を伴わない接続供給の開始)、廃止・撤去、アンペア変更、需要者情報変更の合計値。

■リンク
OCCTO

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