2016年8月2日、九電みらいエナジー株式会社(以下:九電みらいエナジー、福岡市中央区、代表取締役社長:穐山 泰治)と九州電力株式会社(以下:九州電力、福岡市中央区、代表取締役社長:瓜生 道明)は、九州電力が所有する地熱発電所の山川発電所(鹿児島県指宿市)構内において、地熱バイナリー発電事業を実施し。建設工事を開始することを発表した。
同事業は、山川発電所の発電方式では利用できない地熱資源(還元熱水※熱)を地熱バイナリー方式により有効活用するものであり、九州電力が熱供給し、九電みらいエナジーが発電所の建設・運営を行う。
九電みらいエナジーの地熱発電所の建設は、2015年6月に営業運転を開始した菅原バイナリー発電所(大分県玖珠郡九重町、出力5,000kW)に次いで2箇所目となる。
◆地熱バイナリー発電所の概要
発電所名 | 山川バイナリー発電所 |
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所在地 | 鹿児島県指宿市山川小川2303番地(九州電力山川発電所構内) |
発電所出力 | 4,990kW(発電端) |
事業者 | 熱供給者:九州電力株式会社 発電事業者:九電みらいエナジー株式会社 |
発電方式 | 空冷式バイナリー発電方式(使用媒体:ペンタン) |
工事開始時期 | 2016年8月 |
運転開始時期 | 2018年2月(予定) |
※ 還元熱水:地下深部から取り出した地熱資源(高温の蒸気・熱水)のうち、蒸気はタービンを回して発電に利用し、熱水は井戸を通じてまた地中へ戻す。この地中へ戻す熱水を還元熱水いう。