九州電力は、ガス小売り事業の登録を経済産業大臣に申請したと発表した。
九州電力は2016年11月16日、ガス小売り事業の登録を経済産業大臣に申請したと発表した。2017年4月のガス小売り全面自由化に合わせて、ガス小売り事業に参入する計画を立てている。
事業開始当初の販売エリアは福岡県北部の北九州市周辺と福岡市周辺。西部ガスが保有するガス管を利用してガスを搬送する予定。ガス料金メニューや保安業務体制は検討中だ。
図 ガス小売り事業開始当初の販売エリア
出所 九州電力
九州電力はガス小売り事業申請に当たって、販売方針を示している。九州電力からのガス購入だけを勧めることはしない方針だ。最初にオール電化を勧め、その上で顧客が九州電力からのガス購入を希望する場合に、電気とガスのセットを勧めるとしている。
ちなみに、経済産業省は全面自由化に先立って、2016年8月からガス小売事業の登録申請を受け付けている。11月16日現在、経済産業省が登録した業者は関西電力と東京電力エナジーパートナーの2社。
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