ロンドン警視庁、業務用車両としてスズキの燃料電池スクーターを試験導入

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2017年9月5日 0:00

ロンドン警視庁は、日常業務に利用する車両として、スズキの燃料電池スクーター7台を試験的に導入すると発表した。

ロンドン警視庁(Metropolitan Police Service:MPS)は2017年9月4日(現地時間)、日常業務に利用する車両として、日本のスズキが開発した燃料電池スクーター「バーグマン フューエルセル」7台を試験的に導入すると発表した。スズキは2017年3月に日本国内においてバーグマン フューエルセルの実車走行試験を開始すると発表している。また、日本での実車実験に先立って、ヨーロッパで「欧州統一型式認証」を取得するなどして、実車実験を続けていた。

図 ロンドン警視庁が導入した燃料電池スクーター「バーグマン フューエルセル」

図 ロンドン警視庁が導入した燃料電池スクーター「バーグマン フューエルセル」

出所 Metropolitan Police Service

今回ロンドン警視庁が導入した7台は、すべてロンドン市内の交通取締りを担当するRoads and Transport Policing Command(RTPC)が使用する。18カ月間運用し、警察のさまざまな業務にうまく活用できるかを検証する。

7台の燃料電池スクーターは、スズキが無償で貸し出す。メンテナンスや燃料にかかる費用は、イギリスで環境保護対策技術の開発や普及を支援している団体であるAdvanced Propulsion Centreが、スズキのイギリス法人などと共同で負担する。

今回の取り組みはロンドン市長が先頭に立って進めている、ロンドンの空気汚染対策の一環だ。そしてスズキのイギリス法人は車両を提供し、18カ月間に渡って運用してもらうことで、製品化に向けた意見や感想などが得られることを期待しているという。


■リンク
Metropolitan Police Service
スズキイギリス法人

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