3Mは2019年2月28日(アメリカ中部標準時間)、再生可能エネルギーのみで事業を運営することを目指す世界的な企業連合「RE100」への参加を表明した。RE100はイギリスの非営利団体The Climate Groupと、イギリスの非営利団体CDPが共同で運営しており、Apple、Coca-Cola Enterprises、Facebook、Microsoft、NIKE、Royal Philips、SAP、Starbucksなど世界166社が参加している。さらに3Mは、3月1日からミネソタ州セントポールにある本社キャンパスで使用する電力を100%再生可能エネルギー由来のものに切り替えるとも発表した。
図 ミネソタ州セントポールにある3M本社キャンパス
出所 3M
3Mの本社キャンパスは、およそ166万m2(409エーカー)の広大な敷地に30のビルと研究所があり、1万2000人の従業員が働いている。本社キャンパスで使用する電力を100%再エネ由来のものに転換することで、3Mが全世界で消費している電力のうち、再生可能由来の電力が占める割合が5%程度から、およそ30%に跳ね上がるという。
3Mはミネソタ州を拠点とするエネルギー業者であるXcel Energyから、風力発電所で発電した電力の供給を受けて、本社キャンパスで消費する電力を100%再エネ由来電力に転換する。
そして3MはRE100加盟に当たって、全世界の拠点で消費する電力を100%再エネ由来のものに転換することを約束し、中間目標として2025年までに、全世界の拠点で消費する電力の50%を再エネ電力に転換するという目標を打ち立てた。
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