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アメリカKenworth Truck、開発中の燃料電池トレーラーをCES 2018に出展

2018/01/10
(水)
SmartGridニューズレター編集部

アメリカのトラック大手であるKenworth Truckは、開発中の燃料電池トレーラーを「CES 2018」に出展することを明らかにした。

アメリカのトラック大手であるKenworth Truckは2018年1月9日(アメリカ西海岸時間)、同社が開発中の燃料電池トレーラーをネバダ州ラスベガスで開催中の見本市「CES 2018」に出展することを明らかにした。CES 2018は1月9日~12日の日程で開催中だ。

図 Kenworth Truckが開発中の燃料電池トレーラー

図 Kenworth Truckが開発中の燃料電池トレーラー

出所 Kenworth Truck

出展するトレーラーはカリフォルニア州南海岸大気保全管理区(South Coast Air Quality Management District:SCAQMD)が輸送用車輌によるCO2排出量削減を目指して進めている計画である「Zero Emission Cargo Transport(ZECT)」の一環として開発しているものだ。

Kenworth Truckのトレーラーでも最大級の車輌である「T680」に燃料電池とモーター、蓄電容量100kWhのリチウムイオン蓄電池を搭載している。燃料電池はカナダBallard Power Systemsから供給を受けた「FCveloCity-HD 85(最大出力は85kW)」だ。水素を満充填した状態での連続走行距離はおよそ150マイル(約241km)。短距離輸送や、港湾内での輸送に使うには十分な距離だとしている。

駆動用モーターは、回転する「ローター」の外側にもう1つ反対方向に回転するローターを内蔵する「デュアルローター」型のモーターを搭載する。モーターの出力は565馬力(約416kW)。

出展車両は現在、ワシントン州シアトル周辺の港湾で試運転を続けている。Kenworth Truckの取締役で、製品企画を担当しているStephan Olsen氏は「シアトルでの試運転では良好な結果が得られている。次のステップはカリフォルニア州のロサンゼルス港とロングビーチ港で実際に運用することだ」と開発が順調に進んでいることをアピールしている。同社は現在SCAQMDの計画の一環として、燃料電池トレーラーだけでなく、発電用の天然ガスエンジンを搭載した電気トレーラーの開発も続けているという。


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Kenworth Truck

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