日産自動車は2018年1月17日、日本国外で展開している高級車ブランド「INFINITI」で、2021年に電動車種を提供すると発表した。アメリカ・ミシガン州デトロイト市で開催中のイベント「Automotive News World Congress」の講演で西川廣人社長が明らかにした。
具体的には電気自動車(EV)に加えて、「e-POWER」搭載車種を投入する。e-POWERは日産自動車が小型乗用車「ノート」で採用した、発電専用小型エンジンと駆動用モーター、蓄電池を組み合わせた駆動機構だ。
図 北米国際自動車ショーで公開したコンセプトモデル「Q Inspiration Concept」
出所 INFINITI Motor
2021年に投入する新車種は、デトロイト市で開催中の北米国際自動車ショー(North American International Auto Show)で公開したコンセプトモデル「Q Inspiration Concept」のような外見で、電動機構を搭載したものになる。
日産自動車は2021年以降もINFINITIブランドの車種に、EVなどのCO2排出量を減らす技術を投入するとしている。その結果、2025年にはINFINITIブランドの車種の世界販売台数の半分以上が電動化車両になると見込んでいる。