6月11日、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、日米共同プロジェクトとして、2009年度から米国ニューメキシコ州で取り組んできたスマートグリッド実証事業の終了を発表した。
この実証事業は、NEDOの「スマートコミュニティ海外実証プロジェクト」の第1号で、ニューメキシコ州内のロスアラモス郡とアルバカーキ市の2つサイトにおいて、米連邦政府エネルギー省傘下のロスアラモス国立研究所およびサンディア国立研究所などと協力して行ったスマートグリッドの共同プロジェクト。大量の再生可能エネルギーを配電系統に導入した場合の課題解決などを目的に、日本のスマートグリッド関連技術を実証し、一定の成果を得たとしている(表参照)。
表 米ニューメキシコ州で行われたスマートコミュニティ実証プロジェクトの概要