オムロン株式会社(以下オムロン、京都市下京区、代表取締役社長:山田義仁)は最大4回路まで計測可能な小型電力量モニタ「KM-N1」を2015年1月15日より発売開始する。
| 商品名 | 形式 | 標準価格 | 発売時期 (予定) |
販売目標 (3年間累計) |
| 小型電力量モニタ | KM-N1-FLK | 1万4,500円 | 2015年1月5日 | 80,000台 |
同製品の主な特徴は以下の通り。

●上位システムとの親和性強化
同製品は、クラウドサーバーや現場のネットワークとの接続の親和性を追求した「マルチユニット通信システム※1」を搭載。多点計測が可能だが、上位のシステムからは単回路電力量モニタが複数あるように設定できるため、通信システムの構築や計測箇所の追加が容易になる。
また、パルス出力ポートを2ポート備えているため、多回路計測の場合は回路ごとにパルス出力が可能で、これによりビルマネジメントシステムなどにも簡単に接続できる。
●小型化
同製品は、オムロン社従来機※2に比べ、約40%のサイズダウンを実現しているため、設置スペースや厚みの少ない分電盤にも容易に取り付けが可能。電気を受電するキュービクル(変圧設備を収めた金属製の箱)や、空調の動力盤などの分電盤だけでなく、電灯やOA機器などがつながる小さいサイズの分電盤内にも取り付けることができるため、専用ボックスが不要となる。
●多点計測
1台で最大4回路の計測を処理可能。電灯やOA機器などの用いられる単相2線式なら最大4回路、空調機などの動力回路(三相3線式)なら最大2回路までの計測が可能となっている。また、単相3線式と単相2線式の同時計測も可能とし、従来機ではできなかった、相が異なる複数の計測を行える。
●測定精度
電流、電圧計測精度±0.5%FS、電力計測精度±1.0%FSの高精度計測が可能。装置の待機電力の把握など、少ない電力量の把握にも正確・高精度に計測することができる。
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