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オーストラリアで建設中の風力発電所、メガソーラーと蓄電池システムの追加建設が決定

2018/08/20
(月)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

オーストラリアCWP Renewablesは、同社が建設中の風力発電所の隣接地にメガソーラーと蓄電池システムを追加建設する計画について、地元当局から認可を受けたと発表した。

オーストラリアの再生可能エネルギー業者であるCWP Renewablesは2018年8月17日(オーストラリア東部標準時)、同社が建設中の風力発電所の隣接地にメガソーラーと蓄電池システムを追加建設する計画について、地元当局から認可を受けたと発表した。CWP Renewablesはオーストラリア・ニューサウスウェールズ州北東部に陸上風力発電所「Sapphire Wind Farm」に建設している。建設工事は2017年1月から始まっており、2018年8月から運転を開始する予定となっている。デンマークVestasの風力発電機「V126-3.6MW」を75基設置する。発電機1基あたりの出力は3.6MW(3600kW)で、発電所の合計出力は270MW(27万kW)となる予定だ。

図 ニューサウスウェールズ州北東部に建設中の「Sapphire Wind Farm」

図 ニューサウスウェールズ州北東部に建設中の「Sapphire Wind Farm」

出所 CWP Renewables

追加建設予定のメガソーラーは最大出力が200MW(20万kW)となる予定。蓄電池システムの仕様は公開していないが、風力発電所とメガソーラーが発電した電力を蓄電池システムに一時充電することで、ほとんどすべての電力を無駄なく売電できるようになると考えられる。CWP Renewablesはメガソーラーと蓄電池システムを追加した施設全体を「Sapphire Renewable Energy Hub」と呼んでいる。

メガソーラーと蓄電池システムの建設工事は2019年初めに開始し、14カ月で完成する見込みだという。


■リンク
CWP Renewables

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