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IHI、パーム椰子廃棄物からバイオマス燃料を製造する企業をマレーシアに設立

2018/11/14
(水)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

IHIは、パーム椰子の房(Empty Fruits Bunch:EFB)からバイオマス燃料として扱えるペレットを製造する企業をマレーシアに設立したと発表した。

IHIは2018年11月14日、パーム椰子の房(Empty Fruits Bunch:EFB)からバイオマス燃料として扱えるペレットを製造する企業「IHI SOLID BIOMASS MALAYSIA SDN.BHD.」をマレーシアに設立したと発表した。EFBは腐敗しやすく、水分、塩分、灰分を多く含んでいるため、そのままでは燃料としては使いにくく、未利用のまま廃棄となることがほとんどだった。IHIは2017年4月にEFBをペレットに加工する技術を確立し、2017年度後半からペレットのサンプル出荷を開始すると発表していた(参考記事)。今回、EFBペレットを製造販売輸出する企業を設立し、IHIはこの事業を本格的に展開する構えだ。

さらにIHIはマレーシアで、パーム廃棄古木(Oil Palm Trunk:OPT)からペレットを作り、パーム搾油排水(Palm Oil Mill Effluent:POME)からバイオマス燃料を精製する実証事業に取り組んでいる。2種類の実証事業を実用につなげ、パーム椰子廃棄物からバイオマス燃料を製造する事業を拡大する方針を示している。

図 これまで再利用が難しかったパーム椰子廃棄物からバイオマス燃料を製造する

図 これまで再利用が難しかったパーム椰子廃棄物からバイオマス燃料を製造する

出所 IHI

さらにIHIは、マレーシアの大手印刷会社であるNextgreen Global Berhad、野村ホールディングスと協業検討の覚書を交わした。この協業で3社は、EFBから製紙用パルプやバイオマス燃料を生産し、その事業の可能性を評価するとしている。

IHIは今後、日本を中心に固体バイオマス燃料の需要が拡大すると見て、パーム椰子廃棄物から製造する固体バイオマス燃料を安定供給する体制を作るという。


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IHI

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