2019年6月26日、株式会社VOTE FOR(以下:VOTE FOR、東京都港区、代表取締役:市ノ澤 充)は、日本電気株式会社(以下:NEC、東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼CEO:新野 隆)、株式会社ユニバーサルコムピューターシステム(以下:UCS、東京都中央区、代表取締役社長:小野 恊)と協力し、スマートフォンから投票可能な顔認証とブロックチェーン技術を用いたインターネット投票システムを2019年8月につくば市(市長:五十嵐 立青 )開催予定の「令和元年度つくば Society 5.0 社会実装トライアル支援事業」最終審査に提供することを発表した。
同システムは、公職選挙にインターネット投票を導入する際に検討すべき諸課題について実証を行うことを目的に、企画、仕様設計、要件定義、進行管理等、投票全般におけるプランニングをVOTE FORが務め、顔認証基盤をNECが提供し、ブロックチェーン技術基盤の提供とインターネット投票システムの開発をUCSが担当する。
つくば市では、「超スマート社会」の実現に向けた取り組みである「Society 5.0」について、IoTやAI、ビッグデータ解析等を活用したトライアル(実証実験)を全国から公募し、優れたトライアルを支援するとともに、つくば市のフィールドを活用して具現化することを目指す取り組みを推進しており、前年の「つくば Society 5.0 社会実装トライアル支援事業」審査では、マイナンバーカードとブロックチェーン技術を活用したインターネット投票を実施し、投票内容の改ざん防止や秘匿性の確保などについて検証した。
本年度は新たに、
●「スマートフォン等を活用し、場所にとらわれない投票を実現」
●「顔認証技術等を用いた本人確認により投票の利便性を向上させる」
2点の技術課題を加え、実証をおこなう。
図 実証役割イメージ