経済産業省、12個の「スマートコミュニティ事例集」を公表

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2017年7月27日 0:00

経済産業省は、スマートコミュニティの普及に向けて、先行事例の中から、事業概要などをまとめた「スマートコミュニティ事例集」を作成し、2017年6月23日、公表した。

 スマートコミュニティとは、さまざまな需要家が参加する一定規模のコミュニティの中で、再エネやコージェネシステムといった分散型エネルギーを用いつつ、IoTや蓄電池制御などの技術を活用したエネルギー管理システムを通じて、地域のエネルギー需給を総合的に管理しエネルギーの利活用を最適化するとともに、高齢者の見守りなど他の生活支援サービスも取り込んだ新たな社会システムである。

 スマートコミュニティについては、これまで多様な実証事業などが進められてきたが、構築するうえでのいくつかの課題も見えてきた。その課題の1つとして、事業の構成要素が多いうえに、それらの関係性が複雑であるため、「全体像が描きにくい」「事業計画を立てづらい」という点が挙げられている。そこでこの度、スマートコミュニティの先行事例の中から、今後のスマートコミュニティ構築にあたって参考となる「12個の事例」(表参照)が選出され、公表された。

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