高速道路会社で初、首都高が陸屋根でフィルム型ペロブスカイト実証

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2026年6月8日 (月曜) 16:08

複合施設の陸屋根でフィルム型ペロブスカイトの実証

 首都高速道路株式会社(以下、首都高速道路)と、その子会社である首都高速道路サービス株式会社(以下、首都高速道路サービス)は、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を高速道路のパーキングエリアに隣接する複合施設の陸屋根注1に設置する実証実験を2026年の秋以降に開始する(写真1)。設置工法の検証が目的。高速道路会社による同電池を陸屋根に設置しての実証は初だという。2026年6月8日に発表した。

写真1  実証を行う川口ハイウェイオアシス商業棟の外観

出所 首都高速道路株式会社 更新情報 2026年6月8日、「川口ハイウェイオアシスでのフィルム型ペロブスカイト太陽電池の実証実験に向けた取り組みの開始について」

設置工法と発電効率を検証

 両社の実証では、埼玉県川口市にある「川口ハイウェイオアシス」商業棟の屋上に、積水ソーラーフィルム株式会社(以下、「積水ソーラーフィルム」)製のフィルム型ペロブスカイト太陽電池「SOLAFIL」を設置する(写真2)。2026年秋以降に開始し、陸屋根への設置工法に加え、発電効率を検証する。

写真2 フィルム型ペロブスカイト太陽電池を設置する川口ハイウェイオアシス商業棟の屋上

出所 首都高速道路株式会社 更新情報 2026年6月8日、「川口ハイウェイオアシスでのフィルム型ペロブスカイト太陽電池の実証実験に向けた取り組みの開始について」

 同建物は構造上の耐荷重制限により、従来の重いシリコン型太陽電池の設置が困難だった。一方で、フィルム型ペロブスカイト太陽電池は、軽量かつ柔軟、さらに曲げることができ、建物の外壁や耐荷重の小さい屋根などにも設置が可能である。

 首都高速道路は、実証での知見をもとに、再生可能エネルギー事業の推進や災害時の地域貢献、将来的には道路構造物への展開を検討する。


注1:陸屋根:勾配(傾斜)がほとんどない平らな形状の屋根。

参考サイト

首都高速道路株式会社 更新情報 2026年6月8日、「川口ハイウェイオアシスでのフィルム型ペロブスカイト太陽電池の実証実験に向けた取り組みの開始について」

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