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アルプス電気とユニアデックス、センサーネットワークモジュールを活用したIoT分野で協業

2015/10/07
(水)

2015年10月7日、アルプス電気株式会社(本社:東京都大田区、社長:栗山 年弘)とユニアデックス株式会社(本社:東京都江東区、社長:入部 泰)は、アルプス電気が開発するセンサーネットワークモジュール注1とユニアデックスのICTインテグレーション技術を組み合わせ、IoT(Internet of Things)分野の先行的な市場開拓を共同で推進することで、早期にビジネス価値を創出する「オープンイノベーション注2」による取り組みを推進していくと発表した。

両社は、製品およびソリューションの開発段階から連携し、多岐にわたる要素技術に対して高品質な評価を行い、製造現場やヘルスケア、スマートシティなどを中心に利活用モデルの検討と検証を実施することで、新規ビジネスの創出を目指す。

すでに、両社は、スマートシティ利活用モデルの1つとして、センサーネットワークモジュールとICT基盤(データ収集・分析基盤、クラウド)を組み合わせた「個室トイレの利用」に関する実証実験を計画している。今後は、製造業、ヘルスケア分野を中心に、少子高齢化・安全/セキュリティをキーワードにした利活用モデルの抽出を行い、技術的な検証に向け準備を進め、2016年4月から、センサーネットワークモジュールを活用したユニアデックスのIoTソリューションサービスを順次提供する予定となっている。


▼注1
センサーネットワークモジュール:温湿度、気圧、照度、6軸(地磁気+加速度)を検知できる各種センサーと、Bluetooth Smartモジュール、さらにアンテナをワンパッケージ化。ウエアラブル機器などへの搭載に最適な低消費電力・小型モジュールとして、5.6mm×18.5mm×3.4mm(W×D×H)の世界最小サイズを実現している。既存設備の隙間スペースやアクセサリ内などにも搭載できる。

▼注2
オープンイノベーション:イノベーションの方法論。競争環境の激化、短期化したライフサイクル、研究開発費高騰などを背景に、自社リソースだけでなく他社や大学などと連携することで、アイディアや技術力、知的財産を共有し、早期にビジネスモデルや製品開発、サービス開発などを実現すること。


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アルプス電気

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