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伊藤忠商事、三菱UFJ信託銀行と人工水晶を用いた太陽電池製造ベンチャーinQs社へ出資

2016/04/04
(月)
SmartGridニューズレター編集部

2016年4月4日、伊藤忠商事株式会社(以下:伊藤忠商事、東京都港区、代表取締役社長:岡藤 正広)は、三菱UFJ信託銀行株式会社(以下:三菱UFJ信託銀行、東京都千代田区、取締役社長:池谷 幹男)と共に、人工水晶を用いた太陽電池製造ベンチャーであるinQs株式会社(以下:インクス、東京都港区、代表取締役社長:伊藤朋子)の第三者割当増資を引受けることに合意したことを発表した。これにより伊藤忠商事は、親会社に次ぐ同社の第二位株主となる。

インクスは現在主流のポリシリコンを原料とする太陽電池とは異なり、人工水晶を原料に用いる事で完全無色透明型と極低照度発電型の二種類の新型太陽電池の開発、製造に成功し、将来的に電力供給システムの一部を変える可能性を秘めた技術として注目を集めている。
完全無色透明型は、通常のガラスの代わりに使用することにより、常時太陽光を効率的に電気エネルギーに転換する。これにより、エネルギーの完全自給自足を目指すオフィスビル/住宅/工場の窓、壁、天井、自動車への採用が検討されいる。極低照度発電型は、暗い室内においても発電が可能な為、スマートフォンやリモコンに組み込むことにより有線による充電や電池が将来的には不要になる事も見込まれる。

伊藤忠商事は、インクス社製品の国内外向け販売だけでなく、全体戦略の立案、実行を通してインクスの企業価値向上に貢献していく。


※ 2016年2月Japan Venture Award 「2016技術イノベート特別賞」受賞

■リンク
インクス
伊藤忠商事
東京三菱JFJ信託銀行

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