家庭にある太陽光の余剰電力を公共施設へ、静岡ガスGが地域通貨で還元

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2026年6月5日 (金曜) 17:31

家庭の余剰電力を公共施設で活用

 静岡ガス株式会社のグループ会社である御殿場ガス株式会社(以下、御殿場ガス)と静岡ガス&パワー株式会社(以下、静岡ガス&パワー)は、家庭の太陽光パネルで発電された余剰電力を公共施設で活用する取り組みを静岡県御殿場市で開始した。電力の地産地消とともに、余剰電力を提供した家庭にはデジタル地域通貨を付与し、地域経済循環につなげるという。2026年6月5日に発表した。

図1 御殿場ガスと静岡ガス&パワーによる取り組みの仕組み

出所 静岡ガス株式会社 お知らせ 2026年6月5日、「静岡県御殿場市において 電力の地産地消とデジタル地域通貨の活用を開始」

参加家庭に市内で使えるコインを1kWhあたり13.2円分付与

 2社の取り組みでは、御殿場ガスが家庭の太陽光パネルの余剰電力を調達し、静岡ガス&パワーが「CO2フリー電気」注1として御殿場市内の一部公共施設へ供給する。

 電力を提供した家庭には対価として、御殿場市が運営するデジタル地域通貨「富士山Gコイン」注2を1kWhあたり13.2円(税込)相当付与する。御殿場ガスは、コインの発行原資として、家庭に付与されるコインの発行分相当額を市へ支払う。富士山Gコインは、市内の加盟店で利用できるため、地域経済の活性化につながるとする。

 余剰電力の調達や地域通貨の付与には、静岡ガスグループのサービス「SHIZGAS あなたのでんきで地域いきいき」注3を活用する。同サービスを活用した取り組みは、静岡県島田市に次いで今回が2例目となる。

 本取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)の推進に向け、御殿場市が御殿場ガスと2024年に締結した「包括連携協定」の一環として実施する。


注1:CO2フリー電気:再生可能エネルギー電源に由来し、発電時に実質的にCO2を排出しないと見なされる電力。
注2:富士山Gコイン:御殿場市が運営し、御殿場市内取扱加盟店で1ダラー1円として利用できるキャッシュレス決済サービス。
注3:SHIZGAS あなたのでんきで地域いきいき:家庭などの太陽光パネルで発電した余剰電力を顧客が選んだ地域へ送り、その対価をデジタル地域通貨で付与するサービス。

参考サイト

静岡ガス株式会社 お知らせ 2026年6月5日、「静岡県御殿場市において 電力の地産地消とデジタル地域通貨の活用を開始」
 

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