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オージス総研、IoTサービスがローム製無線LANモジュールに対応

2017/01/16
(月)
SmartGridニューズレター編集部

オージス総研は、同社が提供しているIoTサービス「IoTかんたんパック」がロームの無線LANモジュールに対応したと発表した。

オージス総研は2017年1月16日、同社が提供しているIoTサービス「IoTかんたんパック」がロームの無線LANモジュール「BP359B」に対応したと発表した。IoTかんたんパックは、センサー機器で収集したデータを蓄積、分析し、その結果をグラフなどの形で提示する機能を持つサーバー環境を提供するサービス。サーバー環境はAmazon Web Services(AWS)上に構築しており、システムの規模やデータ量に応じて、規模を拡大縮小できる。IoTサービスの試作(プロトタイピング)に利用することを想定したもので、接続できるセンサー機器は10台までとなる。

図 IoTかんたんパックで提供するサーバー環境

図 IoTかんたんパックで提供するサーバー環境

出所 オージス総研

IoTかんたんパックは、大阪ガスが販売した家庭向け燃料電池「エネファーム」「エネファームTypeS」を管理するシステムを構築したノウハウを基にサービス化したもの。その際にエネファームの通信手段としてロームの無線LANモジュールを利用したことから、IoTかんたんパックでモジュールをすぐに使えるように対応を進めた。IoTかんたんパックは、IoTシステムを短期間で試作することを想定したサービスだが、センサー機器側の通信モジュールとして、すぐに使えるものを指定することで、試作のスピードをさらに上げることを狙っているとしている。

ロームの無線LANモジュール「BP359B」は、IEEE802.11b/g/nのよる通信機能を備えるマイコン搭載モジュール。このモジュールと通信するAWS側のゲートウェイの間では、HTTPSを使った暗号化通信も利用可能。

オージス総研は、IoTを利用してどのようなサービスを提供しようか悩む企業に向けたコンサルティングサービスも提供している。このサービスを利用して着想を得た企業には、IoTかんたんパックを使った検証も支援するとしている。また、今後ほかの無線通信方式に対応するモジュールへの対応を進めることも検討している。


■リンク
オージス総研

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