損害保険と保守サービスの窓口を一本化、太陽光発電所の運用を省力化するサービスの提供が始まる

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2017年1月25日 0:00

NTTファシリティーズときらら保険サービスは、太陽光発電所の設備保守と、損害保険をセットで提供するサービスの提供を始めた。

NTTファシリティーズときらら保険サービスは2017年1月25日、太陽光発電所の設備保守と、損害保険をセットで提供する「損害保険付き太陽光発電所保守サービス」の提供を始めた。出力50~2000kWの高圧連系している太陽光発電所を対象にしたものであり、NTTファシリティーズは業界初のサービスだとしている。NTTファシリティーズが指定する保険会社がのサービスを利用して提供する。

このサービスを利用する最大の利点は、故障発生時の手続きにかかる手間を削減し、短期間での故障からの復旧を見込める点にある。故障修理依頼と保険査定手続きの窓口を一本化するので、故障が発生してもNTTファシリティーズに対応を依頼するだけでよい。

保険査定に必要な情報も、NTTファシリティーズときらら保険サービスが代行して進めるので、保険金請求までの時間を短縮でき、故障修理を早期に始められる。NTTファシリティーズによると、保守サービスと保険を一括提供することで、利用者は発電所の運用コストを5~10%ほど削減できるとしている。

図 保守サービスと保険の窓口を一本化することで、故障発生時の手続きにかかる手間を省ける

図 保守サービスと保険の窓口を一本化することで、故障発生時の手続きにかかる手間を省ける

出所 NTTファシリティーズ

さらに、太陽光発電モジュールの出力低下時の調査費用を補償する点も特徴と言える。NTTファシリティーズが指定する方法で調査して、太陽光発電所に設置してあるモジュールのうち一定数で、メーカーが保証する出力値を下回っていると確認できたときに補償を受けられる。


■リンク
NTTファシリティーズ

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