ガートナーの「2021年の戦略的テクノロジー・トップ・トレンド」
― ニューノーマル時代の企業競争に不可欠な戦略的プランニング ―2020年12月10日 0:00
2020年11月17日〜19日、ガートナー ジャパン株式会社(本社:東京都港区、以下、ガートナー)は、オンラインにて「Gartner IT Symposium/Xpo 2020」を開催した。
今年度のテーマは、「Compose the Future - 未来を新生(つく)れ」。
CIOやビジネスリーダーの課題を、「ビジネス戦略」「リーダーシップ」「テクノロジー&インフォメーション」の3つの観点から、主要領域の最新トレンドやトピックスを取り上げた。ここでは、ブライアン・バーク氏(Brain Burke, Research VP for Technology Innovation, Gartner)による、「2021年の戦略的テクノロジーのトップ・トレンド」(2020年11月17日)をレポートする。
2025年までのイノベーションの土台となる3つのトレンド
2020年は、世界的なパンデミック(COVID-19)とそれに伴う経済的な影響で、激変の年であった。IT環境にも大きな変化が起こり、将来のビジネスを構築するために、企業は変化する状況に対して迅速な適応が求められている。
ガートナーでは、図1に示すような3つの戦略的テクノロジー・トレンドを示し、これらが、ニューノーマル時代における企業の適応力を調整する後押しとなるとした。
図1 2021年の戦略的テクノロジーのトップ・トレンド
出所 ブライアン・バーク、「2021年の戦略的テクノロジーのトップ・トレンド」、Gartner IT Symposium/Xpo 2020、ガートナー、2020年11月17日
さらに、図1に示す、3つのトレンドごとに詳細な戦略的テクノロジーを取り上げ、それぞれについて2025年までの仮説を立てて分析し、まとめた(表1)。
表1 ガートナーの戦略的プランニングの仮説
出所 ブライアン・バーク、「2021 年の戦略的テクノロジーのトップ・トレンド」、Gartner IT Symposium/Xpo 2020(ガートナー、2020 年11月17日)をもとに編集部で作成