アラブ首長国連邦(UAE)の廃棄物管理企業Bee'ahは2018年1月14日(現地時間)、Teslaの電動トレーラー「Tesla Semi」を50台発注したと発表した。中東の企業からのTesla Semiの発注はこれが初めてとなる。Tesla Semiは2019年から生産が始まる予定となっており、Bee'ahは2020年から車輌の受け取りが始まると見込んでいる。
図 Teslaの電動トレーラー「Tesla Semi」
出所 Tesla
Bee'ahは、アラブ首長国連邦を構成する首長国の1つであるシャールジャ首長国に拠点を置く企業。シャールジャ首長国で発生するゴミのリサイクルを手掛け、急成長している。Bee'ahはTesla Semiを、ゴミの回収と輸送に利用する予定だ。同社は1000台以上の車輌を運用しているが、そのほとんどが天然ガスやバイオガスといった、CO2排出量が少ない車輌となっている。
さらにBee'ahは、建設中の新本社にTeslaの大型定置用蓄電池「Powerpack」も導入することを明らかにした。Powerpackには、太陽光で発電した電力を充電する予定。新本社は太陽光による電力を利用し、消費しきれない電力を送電網に供給することで、ネットゼロ・エネルギーを達成するとしている。
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