[標準化動向]

oneM2M標準化の最新動向

─アーキテクチャ仕様書が6月に完成、初期仕様書セット(プロトコル/セキュリティ仕様書等)は8月にリリース─
2014/08/01
(金)
SmartGridニューズレター編集部

M2Mアーキテクチャは2014年6月に完成、初期仕様書セット(プロトコル/セキュリティ仕様書等)は8月にリリース予定

oneM2Mの中で重要とされているアーキテクチャの技術仕様書(TS:Technical Speci-fication)の作成は、「ステージ2」と呼ばれているが、この作業にはかなり時間を要したため、当初の2013年12月の完成予定より遅れたが、2014年の6月に完成した。さらに、2014年8月にプロトコルの技術仕様書(ステージ3)が承認される予定となっている。
 
このように、「ステージ3」が2014年の8月に完成すると、ステージ1からステージ3までができ上がることになる。これらの他に、「セキュリティ技術仕様書」や「デバイス・マネジメント技術仕様書」も含めて、すべて統合し一括してリリースされることになる。
 
このリリースは、「イニシャルリリース」(最初のリリース:リリース第1弾)と呼ばれている。

▼本記事について
本記事は、『M2Mビジネスイノベーションの最新動向2014』[oneM2M/3GPP-MTCから海外ビジネストレンド、M2M企業へのヒアリング調査結果まで](インプレス刊、2014 年6月)の第4 章より抜粋し、一部加筆・修正して再掲載したものである。なお、記事のもととなった第4 章は、一般社団法人情報通信技術委員会(TTC10)が開催した「oneM2M・次世代ホームネットワークシステム合同セミナー」(2014 年2 月5 日)のうち、「oneM2M 標準化動向—その1 とその2」よりKDDI株式会社・山崎徳和氏(TTC oneM2M専門委員長、ARIB/TTC oneM2M 合同会合議長)の講演をベースにまとめたものである。同書の内容詳細はこちら⇒https://r.impressrd.jp/iil/M2M2014

ページ

関連記事
新刊情報
5G NR(新無線方式)と5Gコアを徹底解説! 本書は2018年9月に出版された『5G教科書』の続編です。5G NR(新無線方式)や5GC(コア・ネットワーク)などの5G技術とネットワークの進化、5...
攻撃者視点によるハッキング体験! 本書は、IoT機器の開発者や品質保証の担当者が、攻撃者の視点に立ってセキュリティ検証を実践するための手法を、事例とともに詳細に解説したものです。実際のサンプル機器に...
本書は、ブロックチェーン技術の電力・エネルギー分野での応用に焦点を当て、その基本的な概念から、世界と日本の応用事例(実証も含む)、法規制や標準化、ビジネスモデルまで、他書では解説されていないアプリケー...