経済産業省と産業技術総合開発機構(NEDO)の技術実証事業で整備を進めてきた、世界最大級の10MWの再エネ由来の水素製造施設「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R:Fukushima Hydrogen Energy Research Field)」(福島県浪江町、図参照)が完成し、2020年3月から稼働する注。
図 福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)のイメージ(2018年8月着工)
出所 https://www.town.namie.fukushima.jp/uploaded/attachment/9142.pdf
https://www.meti.go.jp/press/2019/02/20200213001/20200213001.html
同施設では、今後、再エネの導入拡大に伴って発生する余剰電力を水素に変換し、貯蔵・利用する技術(P2G:Power-to-Gas)の技術実証を進めていく。
また、製造された水素は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)時や、福島県内において幅広く水素を活用することで、水素社会の実現に向けた取り組みの強化を図っていく。
東京2020大会では、大会史上初めて、聖火台および一部の聖火リレートーチの燃料として水素が活用され、同施設で製造された水素も利用される。これに先立ち、2020年3月7日に開所式が行われる予定である。
注 https://www.meti.go.jp/press/2019/02/20200213001/20200213001.html