写真1 COP26 「People’s Plenary」(人々の会議)の模様
世界中の市民社会グループや気候正義運動を代表する国連の構成員によって会場は満員となった(2021年11月12日)。
出所 https://www.flickr.com/photos/unfccc/51673440527/
https://cop26coalition.org/peoples-plenary-red-line-parade-and-movement-rally-at-cop26
写真2 多彩な展示も行われたCOP26の展示会場:アジア系パビリオンの例(中国・韓国・日本)
英国グラスゴーのCOP26会場に設置された各国のパビリオンに関する情報は、https://unfccc.int/cop26/pavilions で入手できる。
出所 環境省提供
過去最高の参加者を集めたCOP26
COP26の事務局「UNFCCC」注2から公表された参加リスト注3によると、COP26には197カ国・地域(すべて)が参加し、これに国連関係者、各国の政府関係者、メディア他を含めて総計3万9,509人(約4万人)が参加した。参加者の内訳を確認すると、(1)COP26の参加国関係者が2万1,695人、(2)オブザーバーが1万4,033人、(3)メディア(Web、新聞、テレビなど)が2,781人となっている。2年前に開催されたCOP25の参加リスト注4と比較して見ると、参加者の総計は2万2,354人となっており、コロナ禍であるにもかかわらず、今回のCOP26には前回の倍近くの参加があったことがわかる。
また、図1に示すように、過去10年ほどのCOPの参加状況と比較しても、2015年に開催され、パリ協定が採択された過去最大の参加者であったCOP21を、大幅に上回る参加があったことがわかる。
図1 過去のCOPの参加者数の推移
▼ 注1
COP26:The 26th session of the Conference of the Parties to the United Nations Framework Convention on Climate Change、国連気候変動枠組条約第26回締結国会議。2021年10月31日〜11月13日、英国のグラスゴーにおいて開催された。
COP26と同時に京都議定書に関する締約国会合である「京都議定書第16回締約国会合」(CMP16、The 16th session of the Conference of the Parties Serving as the Meeting of the Parties to the Kyoto Protocol)とパリ協定に関する締約国会合である「パリ協定第3回締約国会合」(CMA3、The 3nd session of the Conference of the Parties serving as the Meeting of the Parties to the Paris Agreement)なども同時開催されている。
▼ 注2
UNFCCC:United Nations Framework Convention on Climate Change、気候変動に関する国際連合枠組条約。1992年採択、1994年発効。
▼ 注3
https://unfccc.int/sites/default/files/resource/PLOP_COP26.pdf
▼ 注4
https://unfccc.int/sites/default/files/resource/cp_inf4.pdf