下水施設でペロブスカイトの実証、日新電機ら
2026年4月7日 (火曜) 16:57
下水処理設備にペロブスカイトなどを設置
日新電機株式会社(以下、日新電機)、シャープエネルギーソリューション株式会社、関西電力株式会社、京都市上下水道局の4者は、下水処理設備にペロブスカイト太陽電池やシリコン太陽電池を設置する、実証実験を進めている(図1)。従来は太陽光発電設備の導入が困難だった水インフラ施設で新たな設置方法を検証し、再生可能エネルギー(以下 、再エネ)の導入拡大につなげるのが目的。2026年4月7日に発表した。
図1 下水処理施設等における太陽光発電設備設置実証実験のイメージ
出所 日新電機株式会社 ニュースリリース 2026年4月7日、「『令和7年度水インフラの空間ポテンシャル活用型再エネ技術実証事業」に採択」
水インフラ施設の未利用空間を有効活用へ
4者の「下水処理施設等における太陽光発電設備設置実証実験」では、京都市右京区にある京北浄化センターの上部空間に、ペロブスカイト太陽電池、片面と両面のシリコン太陽電池という3つを設置する。
パネルや架台の劣化状況、維持管理性、運用中の施設への影響、経済性などを検証する。日新電機がプロジェクトの代表企業として、実証全体の統括および施工技術評価を担う。
環境省地球環境局の実証事業に採択を受けて実施する。期間は、2025年11月19日から2027年3月31日。
日新電機によると、日本の上下水道事業は年間電力消費量が国全体の約1.5%を占めており、政府は2030年度までに26万7000キロワットの太陽光発電を上下水道施設に導入するという目標を掲げている。目標達成には、上下水道施設、河川区域、農業水利施設などの水インフラ施設を効果的に活用する必要がある。
参考サイト
日新電機株式会社 ニュースリリース 2026年4月7日、「『令和7年度水インフラの空間ポテンシャル活用型再エネ技術実証事業」に採択」



