Waymoは、アリゾナ州フェニックス都市圏で実施中の「Early Rider Program」で供給している自動運転車の配車センターを2倍の規模に拡張したと発表した。
Waymoは2018年8月21日(アメリカ太平洋標準時)、アリゾナ州フェニックス都市圏で実施中の「Early Rider Program」で供給している自動運転車の配車センターを2倍の規模に拡張したと発表した。配車センターはフェニックス都市圏郊外のチャンドラーという街に立地している。
図 Waymoが運営する自動運転車の配車センター
出所 Waymo
Waymoは現在、Early Rider Programで数百台の自動運転車をフェニックス都市圏で運営しているが、その規模を拡大しつつある。2018年6月には、イギリスFiat Chrysler Automobiles(FCA)が自動運転機能を備えた「Chrysler Pacifica Hybrid」6万2000台をWaymoに供給すると発表しており、2018年末から順次納車予定となっている(参考記事)。
また、2018年7月にはWalmartや地元ショッピングセンターと提携して、自動運転車による送迎サービスを提供すると発表している(参考記事)。今回の配車センター拡張は、Early Rider Programを大幅に拡張する準備と考えられる。
Waymoは配車センターに、車両を整備する部署のほか、路上に出ている自動運転車を最適な位置に配置する部署、自動運転車から事故などの異変の情報を受け取り、迂回路などを指示する部署、自動運転車利用者からの問い合わせに24時間体制で対応するコールセンターを配置している。
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