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Citigroup、テキサス州の風力発電所から電力を購入する長期契約ー2020年の目標達成へ

2019/02/13
(水)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

Citigroupは、テキサス州で建設中の風力発電所「Midway Wind Project」から電力を購入する複数年契約を締結したと発表した。

Citigroupは2019年2月13日(アメリカ東部標準時間)、テキサス州で建設中の風力発電所「Midway Wind Project」から電力を購入する複数年契約を締結したと発表した。Midway Wind Projectはテキサス州の再生可能エネルギー業者であるSammons Renewable Energyが同州南東部のサンパトリシオ郡に建設中。最大出力は163MW(16万3000kW)となる予定で、2019年前半に運転を開始する。

図 Citigroup本社

図 Citigroup本社

出所 Citigroup

Citigroupは、Midway Wind Projectが発電する電力の64%と、それに伴う再生可能エネルギー証書を手にする。電力はCitigroupがテキサス州内で運営している支店などの施設で消費する。

Citigroupは2017年、グループで消費する電力を100%再生可能エネルギー由来のものに転換する目標を発表し、再生可能エネルギーのみで事業を運営することを目指す世界的な企業連合「RE100」にも加盟した。現在のところ、北米の拠点で消費する電力を2020年までに100%再エネ由来のものに転換するために活動している。

そしてCitigroupは2018年、Midway Wind Projectの開発、建設、運営に向けた資金を調達し、融資している。Citigroupは環境保護に資する事業に向けた融資に積極的に取り組んでおり、総額1000億ドル(11兆円:1ドル=110円で換算)を融資することを目標としている。


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Citigroup

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