[特別レポート]

Utility 2.0時代に求められる新サービスへの独創性

─European Utility Week 2014オープニングセッション ─
2014/12/01
(月)

ここでは、European Utility Week 2014の開催初日のオープニングセッションで行われた、欧州を代表する電力事業やソリューション/技術提供企業の代表者によるパネルディスカッションについてレポートする。

オープニングセッションでは、「Switch-ing on the Consumer」をテーマにパネルセッションが行われた。セッションには、表1に示す6名が登壇した(写真1、2)。

表1 オープニングセッションの登壇者一覧(敬称略)

表1 オープニングセッションの登壇者一覧(敬称略)

写真1 パネルセッションの登壇者①

写真1 パネルセッションの登壇者①

左からNick Winser氏、Erwin van Laethem氏、Ian Marchant氏

写真2 パネルセッションの登壇者②

写真2 パネルセッションの登壇者②

左からMichael Weinhold氏、Joep Weerts氏、Joao Torres氏

電力産業におけるEvolutionとRevolution

パネルセッションの中では、大きく2つの質問が投げかけられた。その1つは、「今後、電力産業には、Evo-lution(進化)が起こるのか、Revolution(革命)が起こるのか」という質問である。

これに対して、Joep Weerts氏は、今後、電力の供給について、電力事業者だけではなく、アグリゲータやサービスプロバイダが登場してくるなかで、消費者は、電力についてより多くの情報を求め、自分たちで管理するようになるとして、これらの一連の動きはRevolutionにあたると述べた。そのうえで、電力産業の関係企業に必要となってくるのは、消費者が求めるサービスを提供するための各企業間の協調であるとした。

また、Nick Winser氏は、エネルギー業界の変化は非常に大きなものとなるとしたうえで、スマートグリッドは電力インフラと密接に結びついているため、改革は慎重に進めていく必要があると述べた。さらに、消費者に対しては、今後まったく新しい方法での電力管理を行うか、従来の方法から徐々に変更していくかの選択肢を残しておくべきだとした。

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