BEMS とは 意味/解説/説明
BEMS
- [Building Energy Management System]
- 読み方ベムス
- 日本語訳ビルエネルギー管理システム
スマートオフィスやスマートビル等において、空調や照明などのエネルギー使用状況を把握し、導入拠点や遠隔地において「見える化」を図り、管理・制御することによってエネルギー消費量の削減を図るシステム。スマートハウスの中核技術であるHEMSに対応する装置。
現在導入されている多くのBEMSは、オフィスビルのエネルギー情報などを集計して1日に1回(多くて数回)程度、ビルの監視センターにデータを一括して転送(片方向通信)し処理する方式である。また、ビルごと特化し、ベンダごとに設計され作られているなど、共通の通信仕様(オープン・プロトコル)が存在していなかった。
しかし、2011年2月にスマートグリッド用のオープンなプロトコル「IEEE 1888」が標準化されたところから、マルチベンダ環境(さらに双方向通信環境)で新しいビルエネルギー管理システム(BEMS)が構築できるようになった。このIEEE 1888の環境では、既設のBEMSとも連携が可能なため、すでに新しい導入が始まっている。
