Bluetooth とは 意味/解説/説明
Bluetooth
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- 読み方ブルートゥース
- 日本語訳IEEE 802.15.1標準規格に基づく近距離無線技術
2.4GHz帯でFHSS(周波数ホッピング方式)を採用したノイズに強い近距離無線技術で、Bluetooth SIGでBluetooth 規格の策定や認証が行われている。用途に応じていろいろなバージョンがある。各バージョンは次のとおり。
- (1)Bluetooth 1.1/1.2
⇒非対称通信:下り723.2kbps/上り57.6kbps、対称通信:432.6Kbps
- (2)Bluetooth2.0/2.1
⇒非対称通信:下り723.2kbps/上り57.6kbps、対称通信:432.6Kbps
- (3)Bluetooth2.0/2.1+EDR
⇒非対称通信:下り2178.1kbps/上り177.1kbps、対称通信:1306.9kbps
- (4)Bluetooth3.0
⇒非対称通信:下り723.2kbps/上り57.6kbps、対称通信:432.6kbps
- (5)Bluetooth3.0+EDR
⇒非対称通信:下り2178.1kbps/上り177.1kbps、対称通信:1306.9kbps
- (6)Bluetooth 3.0+HS
⇒非対称通信:下り2178.1kbps/上り177.1kbpsまたは24Mbps
- (7)Bluetooth 4.0
⇒1Mbps(省電力型で「BLE」とも言われる)
- (8)Bluetooth 4.0+HS
⇒1Mbpsまたは24Mbps
- (9)Bluetooth 4.1(2013年)
⇒1Mbps、IPv6対応
- (10)Bluetooth 4.2(2014年)
⇒パケットサイズ増大(38オクテット~255オクテットへ)、IPv6/6LoWPAN対応。4.1に比べBluetooth Smartパケットの容量を約10倍に増やしたことで転送速度を向上、セキュリティ面も強化するなどIoT時代に対応させている。
- (注1)EDR:Enhanced Data Rate(拡張高速版)
- (注2)HS:High Speed〔高速版:Wi-Fiの物理層/MAC層(OFDM)対応〕
- (注3)Bluetooth 3.0+HSは、①物理層/MAC層として「従来からのBluetooth方式」(IEEE 802.15.1の物理層/MAC層)に加えて、②24Mbpsの高速を実現するための「無線LAN方式(Wi-Fi)」(IEEE802.11の物理層/MAC層)のどちらも使える仕様(デュアルモード仕様)となっている。
- (注4)Bluetooth 4.0(1Mbps)は、携帯電話、家電、ヘルスケア、自動車、スマートハウス(スマートグリッド)向け規格。他のBluetooth規格と異なり、省電力化(ローエネルギー)を図っているため、「BLE」(Bluetooth Low Energy)とも呼ばれる。
- (注5)Bluetooth 4.0+HSは、1Mbps(Bluetooth 4.0)と24Mbps(Wi-Fi)のデュアルモード仕様。
